失語症とは?
- サラミック・ガール
- 2023年5月10日
- 読了時間: 3分

失語症について
「失語症」とは、コミュニケーションを司る脳の部分に損傷を受けることで起きる、言葉の障がいになります。
症状は人それぞれで、人によっては自分自身を表現するのが難しかったり、文字の読み書きが難しかったり、他人が話す内容を理解するのが難しい人がいます。
そのため失語症は、その人の知性、気持ち・考え・感情などを伝える能力にも影響を与えてしまうため、日常のコミュニケーションにおいて困難が生じてしまいます。
失語症に関するファクト
失語症は脳卒中が原因の場合が多い
脳卒中患者の3人に1人は失語症を発症する
失語症は軽度~重度まで様々。言語を司る単一の領域(話す、読む、書くなど)だけが影響を受けることがたまにあるが、多くの場合は複数の領域(話すのと文字を書くのが難しいなど)に影響を受ける。
特定非営利活動法人日本失語症協議会によれば、日本の失語症患者は全国で約50万人いるといわれているが、その認知度はパーキンソン病などと比べると低い。
アメリカが行った全国調査によると、調査を受けた約70%のコミュニケーション障がいを持つ人が、コミュニケーションの困難があるため他の人が自分と連絡をとるのを避けていると感じたと答えている
このように、失語症患者の人口は全体的に多い一方で、症状についてあまり知られていないというのが現状です。
前向きな姿勢を持ち、他の失語症患者の経験から学ぶことが脳卒中後の生活を送る上で大切です。個人の体験談、ネットでの情報収集、サポートグループに参加するなどがいくつかの方法があり、これらを利用することも検討してみましょう。
失語症は慢性的な症状になる可能性が高いので、失語症の症状とうまく付き合う方法を見つけるのが、脳卒中後の充実した人生を送る上での鍵となるでしょう。
失語症の種類
ウェルニッケ失語:話すことに対して躊躇することはないが、間違った単語を発してしまうため、周りの人が理解するのに困難なときがある。また他人から言われていることを理解できなかったり、文字の読み書きのどちらかが困難な場合がある。
ブローカ失語:重度の場合は、2~3個の単語が出てくるだけというケースもある。ボキャブラリーに制限があり、他人が話している内容を理解するのが難しいときがある。ただ話している内容が理解できるときもあり、文字を読むこともできる場合もある。
健忘失語:他人が話す内容を理解したり、文字を読むことはできるが、物・人の名前、名詞がでてくるのが困難なときがある。そのため、何を伝えようとしているのかを周りが理解するのに時間がかかるときがある。
全失語:言葉を使う能力が全て、あるいはほとんど失ってしまうこと。読み書きができなかったり、他の人の話す内容を理解するのが困難な場合がある。この種の失語症は脳卒中が起きた後すぐに見受けられる場合が多い。脳への損傷が重度でない場合は、時間とともに回復する場合がある。
その他の言語に関連する症状
失行:意図的な運動ができないこと。そのため話すときに使う筋肉などにも影響を与える。他の運動機能にも影響を与えるため、ジェスチャーなども制限される場合がある。
構音障害:話すときに使われる筋肉がうまく機能しないこと。不明瞭な話かたになりやすく、理解するのが難しい。
嚥下障害:飲み込むのが困難なこと。嚥下障害は話すときに使われる筋肉も含まれているため、話すのが困難になったり、食べるのが難しくなったりする。



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